株式取引の心理学入門
 
株式取引の心得、初心者のための心理学入門です
 


株の流動性

株式投資には、2つの利益を得る方法があります。
ひとつは、配当などによって利益を得る「インカムゲイン」。
もうひとつは、株が値上がりすることで、購入価格との差益を得る「キャピタルゲイン」です。
この2つの内、個人投資家の多くはキャピタルゲインで利益を得ようとしている人がかなり多いようです。

この理由は様々あるかと思います。
インカムゲインだとなかなか大きな利益には繋がらず、リスクが少ないとはいえ、得る物も多くはありません。
ただ、それ以上に、心理学上の流動性というものが大きく影響しているのではないでしょうか。

人間は、動くものに対して大きな興味を抱きます。
それはどんなことに関しても同じで、停滞するものより、流動するものの方が、基本的には興奮を覚える等の感情の起伏が見られます。
その動きが活発であれば、よりその傾向が高まります。
心理学の観点から、これは明らかな事実です。

では、株式における流動性は何かというと、やはり株価の動きに尽きるでしょう。
株式投資におけるすべての情報、あるいは動きというのは、株価に繋がっていきます。

心理学は、人間の性質というものを常に追いかけています。
株式投資の中から見えるものというのは、こういった流動性に対しての人間の関心度です。
リスクがあっても、利益の大きいものに惹かれる。
株価の動きが活発な銘柄に惹かれる。

これは、流動性に対しての人間の持つ本能的な関心の高さによるものと言えるでしょう。



02/09(火) | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理

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