株式取引の心理学入門
 
株式取引の心得、初心者のための心理学入門です
 

新しい順に表示

株を買う時の心理

株式投資のスタートは、株券を買うところから始まります。つまり、株を買わなければ何も始まらないという事です。
ですが、ここで焦って購入するのが一番危険です。
なぜなら、株式投資は、株の購入タイミングでほとんどの利益、損失の可能性が決まるといっても過言ではないからです。

株を買う際の投資家の心理としては、主にふたつに分かれるかと思います。
「ここで買えばお得だ」、もしくは「みんな買ってるから」のどちらかでしょう。
心理学的な見解から見た場合、前者は反発、後者は追従といったところです。
反発というのは、株価が下がっている状態で買うケース、すなわち株が売られている時に購入します。
追従というのはその逆で、株が買われているときに買います。

では、このふたつの買い方はどちらが良いのでしょうか。
心理学的に言えば、反発も追従もごく自然な人間心理であり、そこに優劣は生まれません。
ですが、株式投資の株購入時という条件付の場合、明らかに反発の方が良いでしょう。
というよりも、追従が一番危険なのです。

心理学的傾向として、追従というのは、いわば「長いものに巻かれろ」という状態です。
一見最も無難に思えるこの手法は、株式投資においては一番失敗が多いと言われています。
というのも、株価というのは常に上がったり下がったりを繰り返しますが、これは投資家心理の面で、上がれば下がる方を懸念し、下がれば上がる方を期待するという感情が生まれるからです。
シーソーの原理です。
つまり、追従する事は、投資家心理に反発するという事になるのです。従順な行動が、結果的に逆になるのです。



01/11(月) | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理

他の投資家の心理

株式投資で成果を出したいなら、他の投資家の心理を読むという行為は必須です。
株式取引において近年はツールの発達もあって、一種のテレビゲームのような感覚で行う人が増えてきています。
しかし、テレビゲームとは全く別物である事をまず認識しないといけません。

それは、株式投資は人間心理の集合体であり、その流れを読めなければ絶対に儲けることができない、という事です。
マネーゲームは運の要素が強いという言われ方をしますが、実際にはほとんどのマネーゲームは心理戦が展開され、そこで勝利した人が利益をあげる事ができるのです。

株式投資において投資家は、他の投資家と会話する機会というのは取引中ありませんよね。
しかし、実際にはチャートなどの画面を通して交しているようなものだったりします。
株価の上昇には、その銘柄の価値の上昇が現れているかというと、実はそうでもありません。
長期スパンで見た場合には、そういう見方が一般的ですが、中期、短期の場合はそのような状態であるとは限らないのです。
株価の上下動は、投資家の心理によって大きく左右されるのです。

例えば、ひとつの銘柄の株価が数分の間に大きく上昇すれば、その株は噴火状態だと思い、買いに走る人が増えます。
ゆったりと上下動を繰り返している場合は、安定していると判断し、下の波の時に買おうとします。

また、区切りの良い数字の前後になると、その値で注文を出す人が非常に多くなります。
これら全ては、人間の心理、すなわち心理学に基づいた行動と言えます。
心理学によってこういった行動の原理は既に解析されているのです。
つまり、心理学によって保証された投資家の行動を読む事で次の株価の動きが読みやすくなるという事です。



01/11(月) | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理

勝っている時の心理

株式投資は、心理学上とてもわかりやすい心理の動きの宝庫です。
個人レベルの投資家でそれを見た場合、より顕著になると言えるでしょう。
では、心理学的な面から、個人投資家の心理を見ていきましょう。

まず、買っている際の個人投資家の心理について、心理学的な見解を示していきます。
株式取引において、利益が出ている状態の株式投資家は、非常にポジティブな心理になります。
これは、初心者でも上級者でも同じです。
もちろん、自制心をしっかり持つことでコントロールはできますが、それはあくまでも程度の差で、ポジティブ心理をなくす事はまずできません。

そして、その心理になった場合、多くの危険が伴います。
ポジティブな状態というのは、人間の心身に関して与える影響は非常に良く、日常生活においても好調を維持できます。
ですが、株取引においては、視点が窮屈になることが多くなるという面もあります。
また、イケイケ状態なので、危険な勝負に出ることもあります。

例えば、15,000円の株価の銘柄を100株買ったとします。
その株が15,500円になると、5万円の利益が出ます。
まだ利益確定していない状態でも、その利益を既に手にしている感覚を得てしまいます。
そして、その利益を確保しているような心持で、さらにそれ以上の利益になるように保持し続ける、という心理になってしまいます。
結果、なかなか持ち株を売る事ができなくなります。

そして、その持ち株の株価が下がってしまい、15,400円、15,300円となっていった時が一番の問題です。
既にこの前に利益を得た気分になっていたことで、まだ利益が出ている状態なのに、損した気分になり、取り戻したくなる心理が働き、売れなくなってしまうのです。
ポジティブ心理は時として非常にネガティブな思考に変換される事があります。



01/02(土) | トラックバック(0) | コメント(0) | 仕事 | 管理

FX取引

FXは24時間できる投資です。
最近人気があるようで、私も始めてみました。
最初は難しいかと思ったのですが、いざやってみるとそうでもありません。
成り行きや指値など、注文方法がいくつかありますが、そういった操作を覚えるにはデモ取引が便利です。

→成り行きとは



01/02(土) | 趣味 | 管理

相場で負けている時の心理

株式取引では、初心者の方は勝っている場合より負けている場合の方が長い期間体験する事になるケースが多いでしょう。
ビギナーズラックというのも最初だけで、基本負けながら学ぶ事になります。

では、株式投資において、投資家が負けている状態、損失が出ている状態の場合、心理学的にどのような状態に陥るでしょうか。
実は、心理学的には、日本人の性格は負けている時のほうが株式取引をしている最中に関してだけは、健全な心を保持できたりします。

普通、損失が出ている場合、心理学的にストレスが溜まっている状態となり、心身ともに不健全な状態になると言われています。
実際、大きく損失が出ていればそうなり、実生活にも大きな影響を与えてしまうでしょう。
そうなってしまうと、仕事も手に付かず、余り寝付けず、健康面、そして人生的にも大きな損失となってしまいます。

ですが、これはあくまでも大きな損失の場合です。
しっかり損切り設定をしており、その範囲内の損失状況であれば、決してネガティブ思考ばかりではありません。なぜなら、人間は守りに入っている場合の方がストレスを感じるからです。

例えば、15,000円で買った株を100株保持しているとして、現在15,100円だったとします。
少し利益が出ている状態ですが、同時に落ち着かない状況でもあります。
どこで売るか、というところがなかなか踏ん切りがつかない状態ですし、もしここから落ちたら一気に崩れ、大きな損失が出るのでは、というネガティブ思考が働くのです。

一方、14,700円程度に株価が落ちている状態は、マイナスであることで多少気分が悪いものの、ここから上がるのではという期待感がポジティブ思考を生みます。
これは、実は少しだけ利益が出ている時は発生しにくい感情です。
逆にかなり利益が出ていると、落とし穴になりかねないポジティブ感情が生まれます。
一番バランスが良いのは、実はちょっと負けている時の状態だったりします。



12/31(木) | トラックバック(0) | コメント(0) | 仕事 | 管理


(5/7ページ)
最初 1 2 3 4 >5< 6 7 最後